【フォニックス】サイレントeの魔法と長母音(long vowel)

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サイレントe ってナニ?

日本の中学校の英語教科書でおなじみのMikeは、マイクという男の子ですね。では、なぜミケではないのでしょう?その秘密は最後についているeにあります。

この最後のeは、サイレントe、または、マジックeと言われ、とても大きな役割を果たしています。サイレントとは、発音しない、つまり読まないこと。読む必要がないのに大切なサイレントeが持つマジカルな力を説明します。

最後にサイレントeがついているので i は長母音でアイと読みます

サイレントeのルール

短母音と長母音の違い

この小さなeの持つ魔法の力とは、eの前の子音の直前の母音(a,e,i,o,u)の読み方を短母音から長母音に変えることです。つまり最後にeがつくと、その直前にあるa,e,i,o,uの発音は、

短母音(Short vowel)であるア、エ、イ、オ、ア

から

文字の名前である長母音(Long Vowel)エイ、イー、アイ、オウ、ユー

に変わります。

<短母音と長母音の発音の違い>


短母音(Short vowel)長母音(Long Vowel)
a エーと口を横に引いてアと言うつぶれたア [ӕ]
 口を大きくたてに開けたア [ ɑ ]
軽く短い、驚いたときに出るア[ ə ]  

[ei] エイ
e[e] エ[iː] 歯を見せてイー
i,y[i]  軽く短いイ[ɑi] アイ
o[ɔ] 口をあまりすぼめないで、軽いオ[ɔː]オー
u[ʌ]  軽く短い、驚いたときに出るア[uː]口をすぼめてユー

サイレントeの魔法

カタカナで表記するとわかりにくいですが、サイレントeがつくと、その前にある母音( vowel )のa,e,i,o,uの発音が、アルファベットの文字そのものの音に変わります。つまりこれがサイレントe の魔法というわけです。この決まりを知っておくと大変便利です。初めて見る単語を読むときにも、このサイレントeのル―ルを使えばいいのです。

あら不思議、発音が変わりました

いくつか魔法の例を紹介します。声に出して読んでみてください。

玄関用のmat (マット)のアが 、お友だち mate(メイト)のエイに変わりました
かわいいpet (ペット)のエが、 Pete ( ピートという男の子の名前 )のイーに変わりました
おすわりのsit (シット)のィが、遺跡 site( サイト)のアイに変わりました
魚のタラのcod ( コッド ) のオが、記号のコードcode( コード)のオーに変わりました
切る cut (カット)のア が、かわいい cute ( キュート )のユーに変わりました

み~つけた、こんなにたくさんのサイレントe

eをつけるだけで、変身する単語がこんなにたくさんあります。

short vowellong vowelshort vowellong vowel
atate (late, slate)quitquite
cancaneridride (pride)
hathateripripe
madmadeslimslime
ragragestripstripe
ratratecopcope (scope)
scrapscraphophope
taptapenotnote
bitbiterodrode
dimdimeslopslope
finfine (define)ususe (amuse, refuse)
hidhidecubcube
kitkitehughuge
pinpinetubtube

長い単語もこわくない

長くて難しそうな単語でも、サイレント e のルールを使えば怖くありません。長くても、その一部に短い単語がかくれているので、読むときの助けになります。

landscape 風景、景色immigrate 移住する
trombone トロンボーンenterprise 企業
tadpole オタマジャクシdiscriminate
compete 競争するabuse 悪用する
mistake まちがえるstride 大股で歩く
decline 断るescape 逃げる
enclose 取り囲む、同封するreptile ハ虫類
confuse 混乱させるprosecute 告訴する
subside 低下するcongratulate お祝いする
advocate 主張するrampage 大暴れ

サイレントeにも例外があります

サイレント e のルールを見てきましたが、世の中はルール通りに行かないこともありますよね。サイレント e のルールも同じです。 単語の最後にサイレント e がついていても、前の母音が短母音のままの例外があります。これらの例外は、数としては少ないので覚えてしまいましょう。よく使われる単語には

come-iveで終わる単語
doneactive
havegive
imagineincentive
lovenative
some positive
theresensitive

などがあります。ただ、fiveは、長母音(long vowel)のアイになりますよ。

もうひとつ、気をつけてほしいのが、liveです。 live は、動詞として使うか、形容詞として使うかで発音がちがいます。

<動詞の場合>リヴと発音

I live in Boston. ボストンに住んでいます。住む、という動詞の場合は短母音のィです。

<形容詞の場合>ライヴと発音

A pet store has many live animals. ペットストアーにはたくさんの生きてる動物がいます。
Olympic games will be broadcasted live on television. オリンピックの試合はテレビで生放送されます。
生きている、とか、テレビの生放送という意味の形容詞の場合は 長母音でア イとなります。

【実践問題】センター試験問題に挑戦

【実践問題】センター試験問題に挑戦してみましょう。なんとサイレントeを知っていれば、正解できます。

問1 iの発音が他の3つと異なるものを1〜4のうちから1つ選べ。

1.commit 2.convince 3.insist 4.precise

(解説)

1.commit ( コミット ) 2.convince ( コンヴィンス )3.insist ( インシスト ) 

この3つは、すべて短母音のイですね。

4.precise  (プレサイス)サイレントeがついているので長母音のアイになります

     正解は4.Preciseですね。  

                      (2018年度センター試験 本試験)

  サイレントeのまとめ

サイレントeのルールを理解すると、英語の発音がとてもわかりやすくなります。

・最後についているeを発音しない場合、ー母音+子音+eにおいて、前の母音の読み方を、長母音(アルファベットの名前)に変える。

・いくつかのよくある例外は覚えよう。are, there, have love, come, imagineなど

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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