ライミング (Rhyming) – 韻を踏む言葉

English

ライミング ( Rhyming ) って何?

アメリカのキンダーガーテンでは、歌でRhyming(ライミング)を勉強します。
Rhyme(ライム)とは、インを踏む押韻オウイン)ことですが、そもそもインを踏む(押韻)とは何でしょうか?

押韻には、句の始めの頭の部分の音をそろえる頭韻トウインと末尾で終わりを同じ音でそろえる脚韻キャクインがあります。特に詩には、脚韻が使われていることが多いです。

参考までに、日本語の詩の押韻の例として、詩人 谷川俊太郎の『かっぱ』(『言葉遊び歌』 所収/福音館書店/1973年)があります。

かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた
かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった

同じ音を繰り返すことによって、リズミカルになるのがわかりますね。ただ、日本の詩には七五調という美しいリズムがありますが、英語の詩と違い押韻は、ほとんど定着しませんでした。

一方、英語の詩は主に脚韻が多く発展し、今でも頻繁に使われています。例えばラップミュージックには、このRhymingが使われていて、より軽快なリズムを生み出しています。

絵本のFox( フォックス )とsocks( ソックス )がRhymingしています

Rhymingでリズミカルに読もう

アメリカでもっとも愛されている絵本作家の一人に、Dr,Seuss( ドクター ・スース )がいます。
Dr,Seuss は、その奇抜なイラストや奇想天外なストーリーとともに、声に出してリズミカルに読めるRhymingを駆使した文体が大人気の作家です。アメリカの小学校では、ドクター・スースの誕生日である3月2日は、Dr.Seuss Dayとして絵本の登場人物のキャラクターに変装したりして大好きなDr.Seussの絵本を読んでお祝いするくらいです。

そのDr.Seussの人気絵本が” The Cat in the Hat”です。
この絵本には、赤と白のシマシマの帽子をかぶった猫が出てきて、ほとんどナンセンスともいえるくらいのハチャメチャなストーリーが、リズミカルに展開します。

ストーリーの始まりはこうです。

the sun did not shine. it was too wet to play.
so we sat in the house all that cold, cold, wet day.
......中略 ......
too wet to go out and too cold to play ball.
so we sat in the house. we did nothing at all.
......中略 ......
sit! sit! sit! sit!
and we did not like it. not one little bit.

声に出して読むとわかりやすいのですが、
play – day
ball – all
sit – bit
同じ音で終わっているのがわかりますね。これがRhymingです。

続きはこうです。

and then something went BUMP!
how that bump made us jump!
we looked! then we saw him step in on the mat!
we looked! and we saw him! the cat in the hat!
and he said to us, ‘why do you sit there like that?’
‘i know it is wet and the sun is not sunny.
but we can have lots of good fun that is funny!’

もうわかりましたね。
bump – jump
mat – hat – that
sunny – funny
がそれぞれRhymingしています。

Kindergarten(キンダーガーテン)で学ぶライミングの言葉

アメリカのKindergartenでは、ポップコーンワードと言って、音節が一つしかない短い言葉をしっかり学びます。これらのポップコーンワードは、見た瞬間に読めて意味が分かって書けなければいけません。基本となるポップコーンワードをきちんとマスターすると、さらに長くて難しい単語が出てきたときにも細かく分けることができるようになりますので、ポップコーンワードを学ぶことは大変重要です。

キンダーガーテンでは、ポップコーンワードを終わりの音(Ending sound)で仲間分けします。

同じライミングをするポップコーンワード。いくつ思いつきますか?スペルが違っていても、音だけで判断するので、実際に声に出して言う方がわかりやすいですよ。

-at のライミングワード
at, bat, cat, fat, hat, mat, pat, rat, sat, that

-all のライミングワード
all, ball, call, doll*, fall, hall, mall, small, tall, wall (*スペリングが違っても発音が同じならRhymingになります)

-an のライミングワード
an, ban, can, fan, man, pan, plan, ran, tan, van (ban は禁止する ,tan は日焼けすること)

-og のライミングワード
dog, fog, frog, hog, jog, log (hogとは豚のこと)

-ig のライミングワード
big, dig, fig, pig, twig, wig ( dig は掘る, figはイチジク, twigは小枝)

-ook のライミングワード
book, brook, cook, hook, shook, took ( brook は小川)

-ed のライミングワード
bed, bread*, dead*, fed, head*, red, said*(*の言葉は違うスペリングでも同じ発音なのでRhyming)

ライミングを探し始めると、まるでゲームのように次から次へと見つかりますね。
皆さんもライミングワード探しに挑戦してみてください。二つずつ見つかったら合格です。
Q1: -ox で終わる言葉は?
Q2: -en で終わる言葉 は?
Q3: -ish で終わる言葉 は?
           <ヒント>Q1: しっぽがふさふさの動物、物をしまうもの
                Q2: 数字の10、字を書くもの
                Q3: 海にいる生き物、ご飯を食べるときに使うもの

ライミングで長い単語も簡単に

Rhymingがわかると、長い単語の読みが簡単になるだけでなく、スペリングのヒントにもなります。結局は長い単語も短いポップコーンワードにちょっとくっついているだけなのです。

例えば、
install, format, diplomat, catalog, caravan, astonish, distinguish, paradox , benefit,. significant
など、おなじみのポップコーンワードやライミングがかくれているものが多いのです。

こんなに楽しくて役に立つライミング。これからラップミュージックを聴くときに、ちょっと耳をすませてみませんか。きっとライミングワードに気づくはずです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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