【イディオム】No spring chicken いつまでも若くない

English

They are no spring chickens.

2020年は、4年に一度の大統領選挙の年。11月の第一月曜日の翌日の火曜日が選挙日と決まっていますので、今年は11月3日となります。
どうやら、再選をかけた現職の共和党トランプ大統領に、民主党から元副大統領のバイデン氏が挑むことになりそうです。

このお二人、トランプ大統領は6月で74歳、対するバイデン氏は11月で78歳というシニア対決。地域の老人会の会長さんだって、もっとお若いのでは?と思うくらいです。 ましてや大国の大統領ともなると、精神的にも身体的にも過酷なはず。アメリカ歴代大統領の中でも、45代目のトランプ大統領は70歳で大統領に就任し、レーガン大統領の69歳を破って、就任時の最高齢記録を更新しました。

11月の選挙に向けて、エネルギッシュな姿を見せる二人。かなりのお年なのに、すごいなぁ、と感心する時に、イディオムの“no spring chicken”を使います。
<例文>
Both presidential candidates are no spring chickens, but they are full of energy.
大統領候補者は、どちらももう若くはないが、エネルギーにあふれている。

今回は、”no spring chicken”というイディオムについて解説します。

“no spring chicken”の語源

” spring chicken ” とは、文字通り、春に生まれた若鶏。
1700年代の初め頃、春生まれの若鶏は、肉が柔らかくておいしいので、マーケットで高い値段で売られていました。そこで、養鶏業者は、冬に生まれた “old chicken” を春生まれの ” spring chicken ” だと偽って高く売ろうとしたのです。冬生まれの肉が固くなった鶏なのに、春に生まれた若鶏だとだまされて、高い値段で買った人たちは、「これは春生まれの若鶏じゃない。もう若くないじゃないか!」、つまり”no spring chicken”だと言って文句をつけたということです。

そこから、もう若くないかなりの年齢になっていることを”no spring chicken“というようになりました。一方で、年をとっていることから、経験豊富な、というポジティブな意味でも使われます。

“no spring chicken”には、肯定的に使う場合と、否定的に使う場合があります。

no spring chicken の使い方 二通り

( 否定的な使い方 ) もう若くはない

見た目はお元気そうだけど実際はかなりのお年で、もう若い頃みたいに無理はできないよ、というニュアンスを含んでいます。また、行動が年齢に不釣り合いで、年甲斐もない、と批判的にも使えます。女性の容姿を指して、一番いい時期を過ぎた、盛りを過ぎた、という意味もありますので、使うときは失礼にならないように気をつけましう。’

<例文>
” At 89 years old, Warren Buffett is no spring chicken , but he is still one of the best investors in the world. “
「ウォーレン・バフェット氏は、89歳でかなりの高齢だが、今だに世界で最も優れた投資家の一人だ。」

”  I can’t believe Liz is acting so childishly. She acts the same way as my kindergartner, and she is no spring chicken! “
「リズがあんなに子どもっぽい行動を取るなんて信じられないわ。うちの幼稚園児と同じようなことやってるのよ、いい年こいて!」

“Football is a contact sport,” Tom Brady says, “I wouldn’t say I’m a spring chicken anymore. ”
「トム・ブレイディは、『フットボールは、コンタクトスポーツだから。ぼくは、もう若いとは言えないからね。』と言っています。」

( 肯定的な使い方 ) 経験豊富な

spring chicken は、生まれて間もない若鶏のことなので、そこから、未熟者、青二才、ひよっこ、という意味を持っています。” no spring chicken ” で、未熟でないことから、経験豊富な、という肯定的な意味になります。

”Our new boss has a stellar career. The 32-year-old is no spring chicken. “
「うちの新しい上司、すごい経歴の持ち主なのよ。32で、相当なやり手よ。」

“Don’t worry. He is no spring chicken. He can take care of himself.”
「心配しなくていいよ。もう子どもじゃないんだから。自分のことは自分でできるよ。」

かわいいひよこだけではないSpring chicken。日本語でも未熟者を”ひよっこ”というので共通するところがありますね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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