【イディオム 】Appleを使った慣用句

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Appleをテーマにした日常会話によく使われるイディオム

Apple – リンゴは、キリスト教では、エデンの園でヘビにそそのかされたイブがアダムにあげた禁断の果実

神から、善悪の知識を得る樹の実だけは食べてはいけないと言われていましたが、禁止されるとやりたくなってしまうのが弱き人間。その時に食べたリンゴがアダムののどに引っかかってできたのがのど仏で、そのため、のど仏はAdam’s appleといいます。ですから、英語だけでなく、同じくキリスト教系の国であるフランスでもPomme d’Adam、アダムのリンゴ、と言います。ちょっと話がそれますが、日本では、のど仏の骨の形が仏様が座禅を組んでいる姿ににているということで、のど仏と言われています。亡くなった人を火葬にする日本では、のど仏を見る機会もありますから、そのような呼び名がついたのも納得できますね。土葬が多い欧米では、お骨を拾うことなどありませんからね。

では、一緒にAppleを使ったイディオムをみてみましょう。

An apple of my eye

目の中に入れても痛くないほど大切なもの

Apple of my eyeは聖書にも出てくる言い方で、もともと瞳はリンゴの形をしておりとても大切なものという意味から、溺愛する相手をApple of my eyeと呼ぶようになりました。

聖書のPsalm【詩編】のダビデの祈りに、

  “keep me as the apple of your eye,hide me in the shadow of your wings.” ―「主よ、どうか私を瞳のように慈しみ、御つばさの陰にお隠しください」

とあります。

日本語でも、目に入れても痛くない、という表現があるように、大切な目と同じくらい愛しいもの、という発想は同じですね。

[例文]

My daughter is the apple of my eye.
うちの娘はかわいくて、目に入れても痛くないんだ。

My brother has four children, but his only daughter is the apple of his eye. 
うちの兄は4人子供がいるけど、一人娘を溺愛できあいしてるよ。

大好きな人に、ただ”I love you.”というより、”You are the apple of my eye”と言う方がずっ
と詩的で効果ありかもしれません。

Comparing Apples and Oranges

もともと全く違っていて、比べられるはずのないものを比較することを言います。そこから、比べてもムダという意味も含んだ言い方です。

[ 例文 ]

Anna and Elsa are sisters, but they have very different personalities. That is comparing apples and oranges.
アナとエルサは姉妹だけど、ぜんぜん性格がちがうわね。似ても似つかないわ。

A: We should plan for our next vacation. Which city do you prefer to go, Paris or Bangkok?
B: I don’t know. I would love to visit both of them. You are asking me to compare apples and oranges.
A: 次の旅行の計画をたてなくっちゃ。パリかバンコク、どっちに行きたい?
B: そんなのわかんないよ。どっちにも行ってみたいからね。くらべるなんて無理だよ。

As American as apple pie

これぞまさしくアメリカン、めちゃくちゃアメリカ的

アメリカの文化を代表するものといえば、何が思い浮かびますか?野球、カウボーイ、ハンバーガー、そして、デザートにはアップルパイ。アップルパイといえば、古き良きアメリカのにぎやかな家庭から、ほんのり漂ってくる甘いリンゴの香り。アメリカでよく採れるフルーツにはリンゴのほかにブルーベリーやさくらんぼ、桃などがありますが、デザートといえばやはりアップルパイが’代表です。

リンゴがアメリカで広まったのは、Johnny Appleseed (本名:John Chapman 1774-1845)のおかげと言われています。ジョニー・アップルシードは、アメリカの子どもたちなら、ほとんど誰でも知っています。実在の人物で、彼のおとぎ話のようなエピソードを紹介した絵本も数多く作られています。ジョニー・アップルシードが生まれたのは、アメリカ合衆国が誕生する2年前です。おとなになったジョニーは、はだしに麻袋で作った服を着て、現在のオハイオ州やインディアナ州など、アメリカ中西部にリンゴの種を植えてまわりました。ジョニーは、今でも、自然と動物を愛した、はだしのヒーローとして語り継がれています。

ジョニーのおかげで広まったリンゴは、アメリカの家庭の定番デザート、アップルパイとして大人気になります。アップルパイは、野球やビールやハンバーガー、ロックンロールと同じようにアメリカを代表するものとなりました。そこからAs American as apple pieは、きわめてアメリカ的なものを示すようになりました。

[ 例文 ]

Coke and hamburgers are as American as apple pie.
コークとハンバーガーって、ホントにアメリカっぽいわね。

With blue jeans and a baseball cap on, you will be as Amerivcan as apple pie.
野球帽とブルージーンズで、きみも完全にアメリカ人になれるよ。

An apple a day keeps the doctor away

アメリカ合衆国建国の父の一人ベンジャミン・フランクリンは、アメリカの紙幣の中で最も高額な100ドル札の顔になっている人物です。大統領経験者以外で紙幣になっているのは、このベンジャミン・フランクリンとジョージ・ワシントン大統領のもとで財務長官を務めた、10ドル紙幣のアレクサンダー・ハミルトンだけです。(大ヒットミュージカル「ハミルトン/ Hamilton」の本人です。信じられないくらいハンサム!)

ベンジャミン・フランクリンは、数々の名言を残しており、このことわざも彼の言葉とされています。声に出して読めばわかるように、apple a dayとdoctor away韻を踏んでいてリズミカルな感じがします。さすが、ベンジャミンさんです!英語の韻の踏みかたについては、
⇒⇒⇒ライミング(Rhyming)ー韻を踏む言葉で例をあげて解説していますので、あわせてどうぞ。

意味は、一日一個のリンゴで医者いらず

医学的には証明されていないので、実際に毎日リンゴを一つずつ食べれば、病気にならないというわけではありません。ただ、リンゴは、ほかのスナックやジャンクフードに較べるとずっと体にいいですね。もっとも、フランクリンの頃はジャンクフードなどはありませんでしたが、彼は菜食主義者でしたので、果物や野菜を代表してAppleを使ったのでしょう。

残念なことに、彼の言葉は、3人に一人が肥満という現代アメリカには浸透していないようですね。

A rotten apple spoils the barrel

Rotten appleって、名探偵コナン君のことではありませんよ。

腐ったリンゴは、樽ごとだめにする。つまり、たった一人のせいで全体に害を及ぼすという意味です。腐ったリンゴをbad appleと書いてある場合もあります。このbadは、それ自体が悪いだけでなく、周囲に悪い影響を与えるいう意味を含んでいます。学校や会社、サークルなどで、ある一人の影響で周りの人まで巻き込まれて、全体が悪くなっていったことはありませんか?そんなどこにでもいそうなRotten apple。日本でいえば、朱に交われば赤くなる、と同じ意味ですね。

[ 例文 ]

I really love my job, but there is one mean co-worker who makes life miserable for all of us. She definitely is one rotten apple that spoils the whole barrel.
私、仕事は大好きなんだけど、ひとり意地悪な同僚がいて、職場のみんなに嫌な思いをさせるのよ。彼女ってホントに職場のガンだわ。

Donald is such a rotten apple that spoils the barrel. Every time he shows up, the whole class behaves badly.
ドナルドって、クラスのみんなをだめにする厄介者よ。彼が来るといつも、クラス全体がめちゃめちゃになるのよ。

リンゴにまつわるイディオム、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。少しでもお役にたてたらうれしいです。
⇒⇒⇒ネイティブの人がよく使っているバナナのイディオムも、おもしろいものがあります。
リンゴやバナナのイディオムを使って、会話を楽しめるといいですね。

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